大阪電気通信大学

観光地の興味を喚起するためのルーレット型街案内システムの開発

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研究内容

教育現場における校外学習などの課外活動にも活用できるナビゲーションシステム『ルーレット型街案内システム』を提案し, システムを導入したスマートフォンアプリの開発を行う.

研究背景

近年におけるナビゲーションシステムには, 経路案内や飲食店の検索などに特化した街案内及び観光アプリが多種多様に存在している. しかし, 校外学習などの課外活動における採用事例はない. この問題点に着目し, 遊びや教育の場面にも活用できるナビゲーションシステムを提案・開発した.

ルーレット型街案内システムの概要

使用者の位置情報を取得し, 経路案内の開始地点を登録する. 次に, 経由地点と目的地を画面上で入力・登録する. 登録した経由地点はルーレットに反映され, 画面上でルーレットを回して経由地点を選定する. そして, 経由地点を介しながら目的地までの経路案内を人生ゲームのようにランダムに行う.

ルーレット型街案内システムの機能

  1. GPSを用いて位置情報を取得し, 開始地点を登録する.
  2. 目的地の観光場所や地名を登録する.
  3. 開始地点から目的地までの距離を算出する.
  4. 距離に応じた制限時間を設定する.
  5. 経由地点を最大8個登録し, ルーレットに当てはめる.
  6. ルーレットを回し, 選定した経由地点までのルートを表示する.
  7. 経由地点に到着した場合, 次の経由地点を再度選定する.
  8. 目的地した際, 制限時間内であればGAME CLEARとなる.
    到着までにかかった時間を表示する.

開発環境

学科指定のノートPCと自前のデスクトップPCに『Android Studio』をインストールし, プログラミング言語である“java”によるコーディング作業を行った.

実際のアプリの画面

まとめ

卒業研究の作成期間内では, 機能のうちの半分を実装できた. 今後の課題としては, 以下の項目が挙げられる。

  • Geocoderクラスによる住所・施設名からの正常な緯度経度の取得
  • Geocoderクラスに代わるクラスの検討
  • Google Mapへの開始地点・経由地点・目的地の表示
  • 3点間の距離とルートの表示
  • 制限時間の導入
  • 目的地に到着した際のゴール判定や経過時間の表示
  • 実際の遊びと教育の場面を想定した実機への実装及び実行・その評価

作者プロフィール

深田 嘱人

学生番号:HT18A085

総合情報学部 情報学科所属。現在3年生。

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