研究概要
本論文は、私がマーケティング・マネジメント&キャリア開発研究室にしている中で、サブスクリプション契約に興味を持ったことから始まった。ITが日々進化して社会生活に溶け込んでいく現代において、サブスクリプション契約の種類はどんどん数を増やしている。私の身の回りにも、動画、音楽、コンピュータソフト、といったコンテンツが買い切りではなく、定期購入であるサブスクリプションを取り入れているものが実感できるほど増えている。その変化を調査することで、売り上げを生み出す秘密に迫ることができると考え、このテーマに決定した。
そこで、サブスクリプション契約を取り扱っている様々な企業から、どのように売り切りからサブスクリプション契約に移行していったのか、これに加え、消費者の消費行動の変化や既存のサービス、つまりは企業への影響がどういったものだったのかを明確にすることでサブスクリプション契約の将来性を考察していく。
第1章では、サブスクリプションについて。サブスクリプションとは何か?この契約を利用していくことによる利用者、売主それぞれへの、メリット、デメリットは何か?といったことを、実際の例を交えながら取り扱っていく。
第2章では、サブスクリプションの発展について。どのような要因がサブスクリプションの発展を支えてきたのか?時代の流れや人々の価値観などに迫っていく。
第3章では、サブスクリプションの成功事例について。3-1では、アナログ、デジタル業界問わず、様々な成功事例の紹介。2節ではとある企業の成功事例について詳細に取り扱っていく。
第4章では、マーケティング上、契約主体とそれに応えていく側とのメリット、デメリット、従来の買い切り型はサブスクリプションに完全に置き換わっていくのか?IT業界(デジタル・ソフト、ハード機器)以外の業界への波及はどのようなものなのか?これら3つの考察を取り扱って行く。
その為に、世に出ている様々な企業の歴史、その事例の詳細を得ることができる参考文献や参考書を、必要に応じて探し、成功事例や共通点などをピックアップ後比較し、それをサブリスクリプションの将来展望の思考材料にすることで結論を出すと言う論文である。
中根康之2021-02-13T12:27:09
私もサブスクリプションを利用しているので、興味深く読ませていただきました。最近のゲーム業界カンファレンスでも取り扱われる内容であり、すでに実施している事例もあることからデジタル業界についてもまとめていただければ完璧だったかと思います。それでも、アナログ業界についてかなりまとまられており、用語などは私も聞き慣れないものもありかなり勉強になりました。ありがとうございます。
藤井 裕介2021-02-13T20:01:33
コメントありがとうございます。
お役に立てた部分があったようで、とても嬉しく感じます。
ご覧いただきありがとうございました!
清水大世2021-02-12T22:54:42
サブスクリプションのデメリットについて理解することはできましたが、事例として失敗したものはあったのでしょうか?ご存知であれば、紹介してほしいです!
藤井 裕介2021-02-13T09:11:27
コメントありがとうございます。
サブスクリプションの失敗事例として、最近のものであれば焼肉屋チェーン店の「牛角」が挙げられますね。
月額11000円で牛角コースという食べ放題(3480円)が毎日利用できるというサブスクリプションを提供していたのですが、月3回で元が取れるほどの安さが故に利用者が増加。
あまりの人気に対象店舗3店の予約がサブスク加入者の一人客で埋まり、加入者であっても予約を取れないという事態に陥ってしまったそうです。
結果として、牛角のサブスクは約2ヶ月という非常に短い期間で販売中止になりました。