大阪電気通信大学

いじめをテーマとした絵本の制作

絵本「いじめは忘れない〜うさ子の記憶〜」

 私が制作した絵本「いじめは忘れない〜うさ子さんの記憶〜」は、いじめを経験した被害者のその後を伝えることを目的としています。

 私は小学校から高校までいじめにあっていました。大学に入り、2年間は楽しく過ごしていましたが、3年生になった時、急に人と話すのが怖くなりました。大学の先生と相談し、心療内科に行った結果、「不安傷害」であり、その原因の1つは過去のいじめではないかと診断されました。いじめは被害を受けている時だけの辛い経験ではなく、その後の人生にも影響があることを身をもって経験しました。この経験を伝えることで、多くの人にいじめについて考えるきっかけになってほしいと思い、この絵本を制作しました。

 制作において過去を思い出すことがとても辛かったのですが、周りの方に支えられ、どの様に描いたら自分の思いを伝えることが出来るのか、自分の過去と向き合いながら完成に至りました。

ストーリー

 主人公は明るく元気な女の子でしたが、いじめに合い、自分の周りには敵しかいないと感じます。いじめられていた時から数年後、周りの環境も変わり、楽しく過ごせていた主人公ですが、いじめられていた過去の記憶により苦しむという物語になっています。

作者プロフィール

弓溪 光砂

デジタルゲーム学科 教育コンテンツデザイン研究室

イラスト、物語作成。

現在通院しながら過去と戦っている。

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