大阪電気通信大学

Unityを用いた話を聞いていくゲーム『鍵持ち人』

 

制作動機・背景

5月から12月終わりまで部屋から出たくない、食欲もない、動きたくない、ずっと寝ていたい、あと1、2か月このままだったら倒れて病院に運ばれるかな。消えたい。消えたい。いなくなりたい。死んでしまいたい。どうせ誰もこの気持ちをわかってくれない。こんなことばかり思っていた。

この気持ちを整理するために作り始めたのがこのゲームである。
最初は自分の気持ちの整理をするためにキャラに当てはめた。そしてシナリオを作り、矛盾点や白黒志向など、また考え方がダメになっていることに気づく。
自分の気持ちであるはずだったのに、今はひとかけらも共感できない。その極端な矛盾が私をまた苦しめた。

そして、「共感」得たい。という気持ちが入って来た。
この矛盾は、どの程度共感が得られるのだろうか。それを調べたいと思った。
物語としてだけだったものを、押された回数。という反応として見やすい形の、ゲームとして作り始めようと思った。
シナリオを1人ずつ分割、共通をまとめ、フィクションを混ぜながらシナリオを再構築していくことにした。


作品紹介

ゲームのタイトル『鍵持ち人』

体から離れて迷い込んできた魂のあなた。
そこでは死者や同調した同じく迷い込んできた者が住民として佇んでいる。

あなたは見学者として場所を回る。
誰に共感し、誰に嫌悪するのか。あなたのなりたい性質をあなた自身は見つけているだろうか。
これは、人の物語である。

タイトルの意味
鍵=閉ざしている、隠している心を見ていく、こじ開ける側。つまり主人公。
こじ開けて壊すことなく、優しくノックして守ることもできる。
本来なら隠していること。錠をしている心に関わること。縁を示している。
そして、自らの手にある鍵で、もう一歩成長していけるよう願って。
以上のことからタイトルは『鍵持ち人』になった。

制作時間
2ヵ月程度。

遊び方
画面上でクリック。
話を聞いていき、選択肢で会話が違ってくることもある。

ジャンルアドベンチャーゲーム
プラットフォームPC
プレイ人数1人

時間があれば、プレイしていただけると嬉しいです。


ご覧いただきありがとうございました。

macでダウンロードしたものが開かない時の対処法その1。
1システム環境設定を開く
2セキュリティとプライバシーを開く
3一般
4ダウンロードしたアプリケーションの実行許可。という欄に、”ファイルの名前”は開発元を確認できないため、使用がブロックされました。という欄があります。
5「このまま開く」を押していただければ開きます。

作者プロフィール

坂東羽美

デジタルゲーム学科
空間表現研究室所属

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